ロール1グランプリ10/17 早朝、大阪を発ち上野毛の日本製菓専門学校へ直行。
2014年第3回スィーツコンテスト「ロール1グランプリ」の会場です。
全国105名から本選に勝ち残った15名のパティシエ・パティシエールの日本一を決める特別審査員として参加させて頂きました。

農林水産省が後援、地産地消の素材を使い馴染み多いロールケーキで競い向上させることが目的です。

オープニングセレモニー後、審査開始。
一人体調不良で欠席だったものの見事な14種類が並びます。
実行委員長の全日本洋菓子工業会理事長の双葉製菓学校長の加藤信氏をはじめとする10名の決勝審査員は別室で、私達は選手に質問しながら試食となりました。

全く別内容のケーキ14種を味覚、見た目、地元素材感の総合点で特別審査員賞が決まります。
(正審査員はもっと厳しい基準です)
プロが作るのですから美味しくないはずはなく年齢や好みの一般消費者目線がポイントでした。
試食後は各プレゼンテーションタイム、地元の食文化を愛する気持ち
幼い頃からの家庭での食の思い出や家族への思いが込められ今回のケーキに行き着いたという内容のプレゼンも多くありました。
勤め先ではなく出身地でエントリーされた選手の皆さんです。
4時間の決勝戦でしたがどれだけの時間をついやされたケーキかと思うと順位をつけるのが辛くもなります。
私達特別審査員賞と農林水産省食料産業局長賞をダブルで受賞したのは
ウェスティンホテル東京の北海道出身の杉山郁美さん
「北海道もろこしロール」

道産トウモロコシ「ゴールドラッシュ」のペーストと味噌が隠し味のクリームには煮たトウモロコシが沢山入りツブツブ感が甘みをUP。
見事グランプリは
四国の洋菓子工房ルーヴ空港通り店
北川健介さん
和三盆と地元おいでまいの米粉を使用したシンプルなロール。
豪華に見えるケーキの中、生地のふんわりと軽く和三盆を見事に生かされたケーキでした。

2位はホテルグランヴィア大阪の市原健太郎さん
「和三盆ショコラロール su.da.chi」
旬のすだちと徳島を巣立ちパティシエになったことがネーミングに使われています。
こちらも和三盆と米粉使いそしてショコラ合わせにスダチのゼストとジュレ使い。
意外な組み合わせの自信作ということ。
3位は岩手出身の北日本ハイテクニカルクッキングカレッジの工藤昌子さん
「岩手山麓ロールケーキ〜八幡平の錦秋〜」

絞りを工夫され山麓をイメージされ山葡萄がクリームに入っています。
賞を取られた4人

正審査員とまた違う、
見て買いたくなる。リピートしたくなる。
消費者の視点での特別賞。
でも私は作り手目線で見てしまいがち。
決勝戦まで残ったプロのケーキですから全て美味しいのは当たり前。
ある選手のプレゼンテーションで
「シンプルで持ち運びしやすいものがロールケーキと考えています」
と。
私もそう思います。
優勝された和三盆ロールは正に王道でした。
ジャパンケーキショーと同週になった今大会、どれほど大変だったか伺いしれます。
選手、審査員、スタッフの皆様お疲れ様でした。
今回の審査経験はとても勉強になりました。
他のケーキ内容は次回に。
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- 2014/10/17(金) 17:28:47|
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