プチフラムレッスン本日は大東ガスキッチンスタジオ「
プチフラム」でのレッスンでした。
「シュー・ア・ラ・クレーム」と「シュー・パリジャン」 
パリッカリッとした食感を目指した配合のシューにはプレーンとアーモンドダイスを散らしたもの。
最近のパティスリーではアーモンドダイスが散らされたものもシューアラクレームと言う名前で出されているのでシューパリジャンとの違いが判り辛くなっています。
アーモンドダイスでちょっと洒落たパリ風シューというイメージでしょうか。
ルーツはオーボンビュータンのシューパリゴーからシューパリジャンの名前が浸透してきたのかもとも思っています。
中にはクレームパティシエール、シューパリジャンにはクレームディプロマートを詰めました。
シュークリームにはたっぷりのクリームを入れます。
隙間のあるシュークリームはがっかりですものね。
もちろんこれらのクリームは美味しいもので生クリームが入ることで口解けが変わり、違いがはっきりとお解かりになったと思います。
これからシュークリームを食べるとどのクリームが入っているかが判るようになると思います。
お好みですが皆様はどちらがお好きでしょう。
ところで
暑さは続いていますが明後日から9月になりますね。
8月は家で静かにすごしていましたが9月からは早速稼動モードとなります。
今週土曜日は日本味育協会主催の美味しさを学ぶために、こだわりの有機野菜作りをされている静岡の「ビオファームマツキ」を訪ねるツアーに参加してきます。
そして来週土曜日には房総半島の無農薬イチジク農園へ行ってきます。
その様子は後日ご紹介致しますね。
お菓子にしてもお料理にしても素材を選ぶ知識と選べる目を養うことが私のライフワークになっていくと思っています。
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- 2012/08/30(木) 17:16:25|
- お菓子紹介
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埼玉講習会へ今日は暑い最中の埼玉洋菓子協会主催の講習会でした。
私事ですが・・半月振りにお化粧をして出かけました。
というのは・・・
半月前、右目に物貰いが出来、眼帯をつけていたら全く右側の感覚がつかめずよくぶつかったりしていたところ
最悪なことに酷く顔面をぶつけてしまいました。酷くです・・・。
顔は脹れ、またアザが並大抵ではなく酷くて・・この2週間マスクなくては外を歩けませんでした。
夏場のマスクは目立ちます・・・。
まして帽子までかぶっていると全く怪しい人状態 (笑)
引きこもり状態で今日の外出もどうなることやらと心配していましたが
何とかギリギリ、コンシーラーで誤魔化せるところまで回復しました。
伏し目がちに歩いていたこの数日でしたので今日の久しぶりの顔出し外出はやっと人並みに戻れた気がしました(笑)
全く悲痛な半月でした。。。
さてさて本題へ
今日の講習会はパン好きは誰でもご存知の渋谷「VIRON」のシェフパティシエ 大亀善孝氏
丸の内の有名な「エシレ・メゾン・デュ・ブール」のシェフパティシエも兼任されていらっしゃいます。
暑さのせいか集まりがイマイチでしたので時々シェフズテーブルを囲んで間近で見ることも出来ました。

VIRONと言えばフランスVIRON社から日本で唯一、小麦粉「レトロドール」の使用が許されています。
有名なバケットやお菓子も全てレトロドール。
フランスのその年にいいと思われる5~6種類をブレンドしているとってもこだわりの小麦粉です。
その年年で違ってくるので安定性はなく、そこはフランス人、足りない蛋白量をグルテンで灰分は硬水軟水で調節すればいいという考えのようです。
蛋白量11% 灰分0.55% のレトロドールは 1kg 2500円。
こんなに高い粉を使われているブランジェリーパティスリーはおそらく日本でVIRON一軒でしょう^^
あまりに高くてこの粉が売れないとこぼされてもいました。
私のこの夏のいくつかあった課題の一つが「小麦粉」
いつも使っている特徴ある粉に近い粉を探すことでした。
焼き菓子には粉の旨さや性質も大切です。
今回のお菓子はフランス菓子を大亀シェフがレトロドールをベースに配合された粉ありきの内容。
粉を基準に配合を決めるお菓子作り。
この考え方は大好きです。
というか当然だと思いますがなかなかこういう考えをもっていらっしゃるシェフには巡り合えないのですよ。
粉がしっかりしているので全て甘めでしたが秋に向けての数多い内容に充実した一日でした。

ピティビエもこんなに綺麗
パンドジェーヌのきめ細かな生地の美味しいこと。
手法の考え方などそのほかのお菓子にも大亀シェフの凄さに感銘した講習会でした。
暑い中、出かけた価値ある内容に大満足。
とてもいい勉強をさせていただきました。
- 2012/08/29(水) 21:18:40|
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クラッシー掲載本日発売
「クラッシー10月号」のスクール特集に
タルトマーム が掲載されています。
皆様、ご覧下さいね。

- 2012/08/28(火) 12:52:07|
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お菓子の行方は8月の初旬、80近くになる実家の母が骨折で入院しました。
腰椎と脊髄の中間を年齢による圧迫骨折です。
家にいるとどうしても動いてしまうので無理しないための入院です。
カーブスのお陰で筋肉がついていたからでしょうか酷くはならないで維持している状態です。
関西の暑さはこちらよりもキツイので1ヶ月ほど用心して入院することにしました。
4人部屋ですがなかなか楽しいようで居心地もいいようです^^
整形なのでもっぱら内臓は元気な人ばかり。
お菓子のやりとりもあるようで。。。
お見舞いに行けない分、冷蔵庫を占領しているあの子達をお見舞いに送ることにしました。
私のお菓子をいつも楽しみにしていてくれる母です。
病室でも私のことは話しをしているようです。
お部屋の方達の分もそれぞれに詰め合わせにして送りました。
フロランタン
クロカン
マロンとカシスのパンドジェーヌ
マロンとスグリのケイク

こんな私ですがちょっと自慢にしてくれている母(恥ずかしい~~)
明日は病室で花が咲くことでしょうー0ー
お菓子を贈ることで少しだけでも親孝行が出来れば嬉しいですね。
- 2012/08/24(金) 14:24:20|
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残暑お見舞い申し上げます。まだまだ暑い毎日ですが
少し空が高くなったような気がします。。。
朝夕の風も少し涼しげに変わりました。
夏も後半になりました。
この夏はどこにも行かず静かに過ごした夏休みでした。
出来ていなかった復習をして読み返していたのですが
今受けていたらもっと身になっていたのに・・・
とその当時の未熟さが残念です。
過去のレクチャーが如何に貴重なものだったか後になってから気がつくものです。
これは学校時代から今も昔も変わらないものです。
9月からは年末まできっと駆け足状態になっていくのでしょう。。
引きこもり状態で(笑) 黙々と試作を行っている毎日です。。。
(オーブンがあ・つ・い・・・)
一気に作り込んできたので
冷凍庫、冷蔵庫がいっぱいで・・・
この子達の行き場が・・・(どうしましょう~~)
見てるだけでも甘い毎日で・・・溶けそう~~
それでは
年内の単発レッスンのケーキ達をご紹介致しましょう^^
リュバーブのタルト
アーモンドとヘーゼルナッツのクロカン
プチフール フロランタン
アップルパイ
マロンとカシスのパンドジェーヌ
マロンと洋梨のショートケーキ
マロンとスグリのクグロフ クリスマスカラー
秋からの単発ケーキのご紹介でした。
日程は掲載していきますので楽しみにお待ち下さい。
それでは残りの夏も元気に乗り切っていきましょう。
- 2012/08/22(水) 17:08:47|
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9月単発レッスンのご案内9月初旬に房総半島へイチジクの無農薬農園を訪ねることになりました。
どんなお話が聞けるのか楽しみにしているのですが
必ず為になることは間違いないと思います
そこで
旬のフレッシュイチジクを生かしたお菓子のレッスンを行います
イチジクのコンポートを作ります

このコンポートを使って
イチジクのコンポートのクレープ包み 2個お持ち帰り 
中には丸ごと1個、そしてたっぷりのフレッシュクリームを絞りクレープで包みます

とってもボリュームがあります^^
もう一品
イチジクのタルト 14cm お持ち帰り
サクサクのパータフォンセにイチジクの果汁が浸み込んだクレームとジューシーなイチジクの旬のタルトとなります。
9/14(金) 10:00~13:00
15(土)10:00~13:00
17(祝月)10:00~13:00
19(水)10:00~13:00
*日程は変更になる場合がございます。
レッスン料 会員:6000円 一般:6300円
3品が学べるとてもお徳なレッスンとなります。
お申し込みをお待ちしております。
- 2012/08/18(土) 17:55:35|
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ザワークラウト猛暑が戻って来てしまいました。
昨夕の雷雨は凄かったですね・・・
突然大雨が降ったりと相変わらず変な気象です。
暑いときに食べたいものはさっぱりしたもの
ザワークラウトを作りました。
フランス名はシュークルートです。

。
いつもは乳酸発酵させたキャベツの瓶詰めを使っていましたが初めて買ったこちらはもうワイン煮されているものです。
もっと美味しくするためにいつものやり方で。
ベーコンとニンニクと玉ネギに火を入れ、ザワークラウトを入れて白ワインをたっぷり加え粒胡椒を入れるだけ。
大切なのは甘口の白ワインを使うこと。
そしてドイツのリンゴチップを沢山入れて(これ美味しい)
コトコトと弱火で20~30分煮込みます。
美味しいソーセージも入れて出来上がり。
添えるマスタードは

フランスのオルレアンのこだわり製法で作られているマルタンプーレのマスタード(粒マスタード)
熟成期間が違います。
でもディジョンのパルシュロン エストラゴンマスタード(フレンチマスタード)
もお気に入りです。
冷して食べるのもいいけれど温かいソーセージと食べるには温かいザワークラウトがいいです。

発酵キャベツの酸味とリンゴの甘さが効いてとっても美味しいんですよ~^^
- 2012/08/17(金) 12:28:18|
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食べるには突然のこと、首のリンパが腫れて口があかなくなりました。
細いスプーンがやっと入るくらいでもちろん咀嚼は出来なく飲み込むことがやっとです。
不思議なものです・・・
身のまわりにおこる病人食を考えた先月から凝固剤をテーマにしたことが自身におこりました。
でも慌てません、しっかりレクチャー出来ていますから。
トマトをブレンダーでピューレにしてブイヨンで伸ばし少しのゼラチンで緩くトロミをつけたスープゼリー。
トマトはグルタミン酸のうま味成分のかたまりです。
これ良かったです。
ソルダムもかぶって食べていたのが小さくカットしても食べられません。
やはりブレンダーでピューレにしてオレンジジュースと水と砂糖を加えてゼラチンでゆるいゼリーも作りました。
おもゆに近いおかゆを炊きました。あえて塩味はつけません。
ご飯だけではいくら食べても満腹になっても満足が得られないものです。
理由は塩分がないからです。
日本食はご飯とおかずを一緒に食べる口内調理の食べ方なのでおかずの塩分が高いのです。
先日築地で買ったネギトロまぐろが役にたちました。
クリーミーなネギトロだったので咀嚼がなくても食べられました。
おかゆと少しネギトロをスプーンですくいお醤油も少しつけて一緒に食べるとエネルギー源の炭水化物とタンパク質そしてうま味成分の核酸系アミノ酸のグルタモン酸イノシン酸でこれ一食で満足度が得られました。
流動食でも美味しさの満足度が高いとストレスになりません。
大切なのはやはり流れるトロミでした。
全くかめないのですから・・・。
でも消化がいいのでお腹が空きます・・いつでも食べられるように小分けにしました。
でもでも噛めないことがストレス
大切だと実感しました。
噛む欲求は満たすことは出来ませんでしたがほんの3日間だったので幸いでした。
自分の歯でないと美味しさも感じられないので歯は大切にしないといけません。
夏なので冷たい食事でよかったですが冬だとペクチンを使って温かい流動食を作ったと思います。
あと咀嚼できないと食べ物のカスが溜まりやすいので食べる毎にハミガキは必要でした。
今朝からは脹れも治まって少しずつ噛むことが出来るようになり
噛む欲求が溜まっていて朝から結構食べてしまいました^^。
こんなに早く身をもって実感するとは思ってもいませんでした・・・
食欲は欲求の最大のもの。
そして生きるための食事です。
いくつになってもどんな状態になっても
少しでも食事のストレスが和らぐよう
そして元気でいてもらえるよう
栄養面でも食を大切にしていかなければと更に思った3日間でした。
- 2012/08/16(木) 06:58:14|
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築地へ今日から築地もお盆休み
先先日の夜、何気に千秋のHPを見たら明日一日限定でランチバイキングがあることが書かれていました。
バイキングに惹かれることは皆無ですが丸武はじめ有名処6店舗の玉子焼きの味比べが出来ること、そして千秋の魚料理と惣菜が並ぶことがわかりました。
小川さんチョイスは間違いないので興味津々
暑い中に出かける価値あり!
と急遽行ってみることにしました。
予約は?とちょっと気になりましたが気付いたのが夜遅かったこととHPには要予約はありません。
場内の樋栄で鮪
場外の肉の矢澤で焼豚
茂助だんごで甘いもの
と先に買い物を済ませ、さぁ千秋はなれへ
ところがところが完全予約制で入れませんでした・・・・
HPには要予約と書いているところもあったので書いていないランチはいいのかと・・・
・・・残念でした・・。
千秋はまたの機会にと気持ちを切り替えて
築地は土曜日はお徳な曜日です。
大勢の人で賑わっています。
玉子焼きは食べたかったので
一番近い丸武で玉子焼き

熱々のこの1本で100円です 大きかったので玉子焼きはもう十分。
ホルモンのきつねや

スタミナがつきます
立ち食い鮨 おかめ

1人前は多いので好きな分だけ食べられる余裕で3人詰めると4人が限界のカウンターだけの小さなお店。 、
食べてしまい写真はありませんが塩だけで食べる山盛りウニと煮切り醤油の帆立はなかなかでした。
食事内容は随分変わってしまいましたが(笑)築地の活気ある雰囲気に元気になります。
中国産ですがもう松茸も並んでいました
帰宅後のおやつ 茂助だんごとわらび餅と草餅

草餅のヨモギの量は凄いです。
わらび餅はほとんど漉し餡のかたまり。オススメです。
帰りは運動がてら築地から銀座まで歩き、生ものが心配なのでまっすぐ帰宅。
築地も暑かったですが久々の外出はいい気分転換になりました。
昨日から風向きが南や西風に変わりました。
立秋も過ぎお盆になると少しずつ変わっていきます。
今日もカンカン照りなのでセミも元気に鳴いています。
もう少しするとこのクマゼミからヒグラシに変わっていくのでしょう。
皆様も暑さに負けず頑張って乗り切りましょう。
- 2012/08/12(日) 15:39:40|
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ブルーベリーが届きました東松山のYさんからブルーベリーが送られてきました

プチプチと美味しくやめられない食感なので食べてしまいそう^^
ポリフェノールがたっぷりなので食べているだけで健康になっていく気分。
フレッシュなうちにタルトにしてみました。
中のコンフィチュールももちろん手作りです。

このタルトはお返しの品になりました

Yさん、ありがとうございました

- 2012/08/10(金) 10:14:06|
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文明堂総本店の桃カステラ長崎に遊びに行った娘から
文明堂の桃カステラ」が送られてきました

長崎カステラの桃味?と安易に思っていましたら
開けてビックリ!!
綺麗~~! 
まるで中華菓子のようですがその美しさにうっとり~

さすが長崎です。中華と南蛮菓子を兼ねそろえた感じ。
桃は中国では尊い仙人の食べ物。
こんなカステラ、いいえ、こんな綺麗なお菓子を頂いたら嬉しくなってしまいますね

卵が豊富なカステラにピンクのグラデーションのグラスアローが厚くかけられ白餡で作られた葉っぱの細工が見事です。
カステラ独特のザラメはなく焼き目もないので黄色一色。
砂糖がけされているのでカステラの旨さより甘みが勝ってしまいますがカステラはカステラ。
卵黄多目のバターなしのスポンジに近いです。
お砂糖のジャリジャリもいい感じ。
ちょっと遊んでみました^^

日本版 桃太郎~~(笑)
お祝いやお返しに差し上げたくなるお菓子です。
カステラなのでお見舞いに持って行くと元気になってもらえそう。。。
でも快気祝いのほうが向いているかしら^^
お正月や桃の節句にもいい感じ。
おめでたい感じがするお菓子ですね。
中国地方と四国、九州の一部を除いてしかありません。お取り寄せでどうぞ^^
- 2012/08/08(水) 13:43:04|
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読売文化JRレッスン8月の第一日曜日、小麦色に日焼けした子供達が元気にやってきました。
1ヶ月ぶりに会うと皆、身長が伸びていて健やかさに日焼けもプラスして眩しいです。
6年生の空ちゃんにはとうとう抜かされてしまいました^^
ハイテンションの1年生の俊ちゃんはロサンゼルス帰りのネイティブ。
お菓子大好き!そして物知り。
デザートが当たり前で育っているのでケーキの名前にも反応が早い!
素晴らしい発音で英字新聞を読んでくれます。
絵が上手でおしゃべりさん(笑)の3年生のみのりちゃんは頭の回転が速く難しい言葉も時々飛び出しビックリすることも。
それはそれは賑やかですよ~
5年生のひかりちゃんは落ち着いたお姉さん肌。
今日のケーキは作る気満々!
5年生6年生になると私のアシスタントのようになってくれます。
会話も同等。
今の子供達は大人びているので十分に会話が成立します。
純粋なこの子達と接することは楽しいですよ~~。
またスマホを持っていたりするのでもう抜かされています(笑)
さてさて真夏のレッスンは
「保冷剤ガッツり持って来て!」
の内容で
べりーなババロアケーキ

(写真は白飛びしています)
ラブリーなハート型セルクルにスポンジを敷き込みババロア、そしてべりーのジュレを流し固めています。
ケーキをカットするにも空ちゃんひかりちゃんと
「半分には切っちゃいけないよね~・・・」
「じゃぁこうは~」
「あーそうだね~」なんて。
出来上がりはラブリーですがハート型ってカットする時に切なくなってしまうもの。
目の前で切る時は気をつけて下さいね。
とっても賑やかなレッスンでした。
来月も元気にやって来てね!
- 2012/08/05(日) 18:30:39|
- レッスンについて
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凝固剤こう暑いと冷たい抹茶寒天が食べたくなりました。
幼い頃、母が作ってくれたシロップ漬けの寒天を縁側で食べていた思い出があります。
半透明な寒天とピンクの寒天をサイコロ状にカットしてシロップに浸したものでピンクの寒天を最後まで残して大切に食べていたような・・・。
中学生になると家庭科で最初に習ったお菓子が寒天ゼリー。
水でふやかした棒寒天をちぎっては水と砂糖とで火にかけブドウも入れてブドウ寒天を作り、すぐ固まることをいいことに待ちきれなくて冷えていないうちから食べていました。それくらい好きでした。
社会人になると仕事の一つ、衛生検査で半透明の寒天は一般生菌の培地に
赤い寒天は大腸菌検査の培地作りにと変わり(笑)
結婚後は子供達と私のおやつに色々な味が楽しめるカンテンパパによくお世話になりました(笑)
さて
せっかくなので先月に引き続き凝固剤のテストもすることにしました。
アガーとサンプルで送ってもらった「
ル・カンテン・ウルトラ」(伊那食品)
アガーはパールアガーと
イナアガーがあり同じ伊那食品のイナアガーを使用。
またイナアガーのほうがローカストビーンガムより紅藻から抽出したカラギナンが多い分寒天に近い食感。
パールアガーは逆の成分なのでややゼラチンに近い食感。
気になっていたル・カンテン・ウルトラは最近の商品で寒天の分子を小さくしたことでなめらかな食感をだす。
どちらも使いやすい粉状である。
特徴として
イナアガー 凝固点40度 溶解度 70度 冷凍解凍 離水あり
ル・カンテン・ウルトラ 凝固点40度 溶解度80度 冷凍解凍 離水しずらい
今回はサイコロ状にカットするため多目の添加量で
水分量の5%とした。
(水分、抹茶、砂糖どちらも同分量)

見ての通り、イナアガーは出来上がりに均一性があるがル・カンテン・ウルトラは火入れ時間の関係なのか粉黛に向いていないためなのかわからないが2層に分離している。
食感はと言えば
寒天の食感はサクッと砕け細かいかけらのまま喉に流れてしまうのに比べ
イナアガーは寒天のサクッのあとになめらかに溶けていく
ル・カンテン・ウルトラはデンプン質が入っているのか(サンプルのため詳細不明)デンプン特有のβ化(老化)したかのようなイマイチな食感となった。
しかしこのル・カンテン・ウルトラはプチガトーのセンターのクーリーとして使われることもあり添加量を通常の2~3%に減らすことで食感はなめらかなものに変わると思われる。
このテストではあくまで多目で強調したため利点より劣点が強調されたようだ。
伊那食品の開発商品は天然素材の寒天を使ったところに安心感があり、乾燥卵白に変わり寒天素材のイナゲルも以前使ったところとても良かった。
そのまま食べるにはアガーがいいが冷凍するにはまだまだテストとしては足りないところだが冷凍解凍後離水しずらいル・カンテン・ウルトラの使用も考えていきたい。
振り出しにもどりテスト後は「
抹茶寒天小豆」で頂きました^^

- 2012/08/03(金) 21:28:12|
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友人の訃報健康診断から肺癌が発覚しステージ4の宣告を受けてから僅か7ヶ月でした。
現実をしっかり受け止められたMさん。
宣告を受けてからは全てが大急ぎでした。
お嬢さんの結婚を緊急に進められ先月吉日無事に式が執り行われました。
体調不良の中、新婦の母として支度からからブライダルガトーまで作られ思いを込められた式にされたとのこと。
家族や友人との最後の旅行。
外国人学生達の面倒も見られてきたMさんの一大事を聞きつけアメリカから駆けつけてきたエミリちゃんに「日本旅館のいいところを見せたい」と箱根に連れて行ってあげたりとか。
きちんとご自分の現実をまわりに知らせてくれました。
本当にしっかり物の方でした。
PATISで知り合い
フランス旅行や神戸のエスコヤマや姫路菓子博など二人でお菓子旅行に行ったりしました。
ケーキに厳しい目を持ちはっきりした物言いに私も何度か助言を頂き、とてもいいアドバイザーでもありました。
フランスにももう一度一緒に行きたかった・・・
食べることが大好きで先月もアステリスクへケーキを食べに行かれたとか。
今年1月に自分の口から病状を伝えたいとご自宅に呼ばれた際
「宝物の菓子道具達をゆだねたい」と
遺言を頼まれました。
ハンパない代物と量です。
そして帰り際に
「今までありがとう」
って抱きしめられました。
最初にステージ4の癌になられたと聞いた時はあまりのショックで明日をも心配して青くなっていましたが入退院がありながらも元気に出歩かれていることに切羽詰った思いは思い過ごしだったかのようでした。
でもまるでドラマのように急にその時が来てしまったようです。
特別な友人でした。
お別れの式は暑いのが大嫌いだったのに猛暑日。
5月にお見舞いに行った時にも薬の副作用はあるものの
「この病棟で一番元気なの」って笑っていました。
その際にも相談にのってもらい背中を押してもらいました。
彼女の友人の一人になれたことは感謝の一言です。
誰からも好かれたリーダー格の可愛いMさん。
最後の家族旅行のハワイのお土産に「山下さんだけだから」と珍しいジャムも頂きました。
60才と早すぎる死は悲しすぎますがあちらでまたお会いしましょう。
「山下さん!」と聞こえてきそうです。
やはり思います 後悔のない日々をおくらなければと
1Day 1Life 大切に。
- 2012/08/01(水) 23:04:40|
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